最近は、選挙の前になると終末期医療の話でもリ上がるようで、一昨日二木立先生からインタビューに応えた旨の連絡が届く。
二木先生から、「5頁で、権丈善一さんの現役・若者「世代」ではなく、現役・若者「期」を使うべきとの提唱を紹介させていただきました」と。
ちなみに、慶應義塾大学教授の権丈善一氏は、現在は(仕事の上で)現役・若者である人々も長期的には高齢者になり、医療・社会保障の給付を順繰りに受けるのだから、世代間の対立を煽る「現役・若者世代」という表現をやめ、中立的な「現役期・若者期」と呼ぶことを提唱しています。私もそれに賛成です。
終末期医療については、2019年にインタビューに答えているので紹介しておきます。
この文章の中に次があります。
A:今、はやっているポピュリズム医療政策は、4つのロジックからなっていて、全部ウソですね。
① 将来の医療費や社会保障費を、名目値で示し、将来の負担はこんなに高くなると大衆を脅す。
将来の医療費や社会保障費を何兆円という名目値で論じることのおかしさについては、次を参照。
なお、終末期医療については、次を書いてます。
- 「第13章 政治経済学からみた終末期医療」『ちょっと気になる医療と介護 第3版』